里芋の生育近況報告

/ 日々のこと / 2023.9.5.火

毎年、甚五右ヱ門芋を楽しみにしてくださっている皆様へご報告がございます。

8月中旬までの生育はすこぶる順調で元気に育ち、今年も良い作柄になると確信していたのですが、お盆以降、一切雨が降らず連日35度の高温で干魃が続いてるため、葉や茎が赤く焼け生育が止まってしまっております。

また、干魃の影響も関係があるのか、例年はあまり発生しないハスモンヨトウの幼虫が大発生し、葉の食害がかなり見られました。朝5時から畑を見回りし、一匹づつ捕殺しましたが完全には駆除できていません。

ハスモンヨトウ 里芋 被害

収穫まで残すところ1ヶ月、というところで大きな被害が出てしまい、悲しいですが現段階ではかなりの減収になると思われます。

山の奥の畑のため溜池などから水を引くこともできず、気休め程度かもしれませんが居ても立っても居られず、リンゴ部門のスピードスプレーヤーを利用し、川から汲んできた水をかけました。

里芋 水枯れ
干魃

それでも自然の雨には到底敵いません。
自然の力は本当に偉大です。

ここまでの異常気象もやはり温暖化の影響なのでしょう。
農家として可能な限り環境に負荷をかけないような仕事をしなければ、と再認識させられています。

最後まで諦めず、毎年楽しみにしてくださっている皆さんにお届けできるよう、精一杯やれることをがんばります。