里芋の予約締切のお知らせ(9/11追記有)

/ お知らせ / 2020.8.8.土

《山形県令和2年7月豪雨災害による大幅減収のお知らせ》

この度、気象庁が発表した山形県における豪雨災害「令和2年7月豪雨災害」の影響により甚五右ヱ門芋ならびに在来種大豆の生育が著しく悪く、9月末収穫までの間に回復は期待できない可能性が出てまいりました。

6月26日から降り始めた雨は7月末までの37日間の間、雨の降らない日はわずか5日のみ。畑には常に水が溜まり、除草作業用管理機も入れず大きなダメージを受けております。
8月3日から手作業で畑の管理作業に当たっておりますが、昨日からまた台風の影響で豪雨の予報。全圃場の40%まで作業は進んでいますが、今後の天候によっては約半分の畑は収穫できない可能性もあります。おそらく例年の収穫量の30%ほどまで落ち込むかもしれません。

コロナウィルスの影響により、外出自粛されている皆様に、せめてご自宅でおいしいお芋を味わっていただきたい、お届けしたいと考えていた矢先にこの豪雨災害…本当に残念でなりません…

ご注文にお応えできない可能性もあるため、大変申し訳ございませんが、ご注文は一旦締め切らせていただきました。既にご注文いただいた方だけには、お届けできるように精一杯作業に努めさせていただきます。

販売再開は現状未定です。
↑生育挽回のため作業等を行い挽回を願っていたのですが、やはり収量激減が必須な状況は変わらない状態です。つきましては、大変心苦しいのですが、今年度の里芋のご注文は締め切らせて頂くこととなりました。そして今年食べれなくなったお客様方にはこのような事態を招き、お詫びの言葉もございません。(追記:9月11日)
なお、大変心苦しいのですが、芋煮セットは今シーズン中止とさせて頂きます。

今年は雨による甚大な災害が各地で起きています。
ご家族を亡くされた方、自宅が流された方や農作物が収穫直前で全滅になったスイカ農家も山形県に出ています。
私たち農家は作物を作る者では無く、植え付けた後は天候や作物自体の力に頼るしか無い、全く非力な存在なんだと思い知らされました。

しかし、毎年起きる豪雨災害の頻度は年を追うごとに規模も数も増えていますが、人間自身の都合で地球の環境を破壊してしまっているがための温暖化による人災なのかもしれませんね。本当に農業を続けていけるのか不安になります。未来にこの地球を残して行くために引き続き環境負荷の少ない農業をめざすことは続けて行きたいです。

今年は来年につながる種を残すので精一杯かもしれませんが、先祖が残してくれた過去の飢饉や災害を乗り越えたこの芋を絶やさず育て、また皆さんに美味しく味わっていただけるように、精進して行きたいと思います。
なお、来年度2021年のご予約は、2021年7月以降より開始いたします。(追記:9月11日)

何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。