芋祭お休みのお知らせ

/ お知らせ / 2018.8.22.水

いつも芋祭にお越し頂きありがとうございます。
突然ではありますが、毎年開催してきました収穫祭「芋祭」は今年で一旦お休みさせていただくこととなりました。

芋祭を始めたきっかけは、今から11年前の2007年。
真室川町が伝承野菜を探す取り組みを始めたのをきっかけに、2009年、我が家の「甚五右ヱ門芋」が最上伝承野菜として認定されました。
この里芋を皆さまに知って頂きそして実際に食べてもらいたいと思い、同年、約80名が真室川町の伝承館に集い、ささやかな芋祭を行いました。町長の挨拶からスタートし、芋煮を食べ、その後は餅つきや鮎の振る舞いなど行いました。
翌年2010年には、ただそれらを食べるだけでなく、実際に広大な畑の土に触れてもらいたい!と思い、自ら芋掘りをし「収穫」という要素も取り入れ、地域のおばちゃん達による郷土料理の振る舞いも組み合わせた「真室川の食と自然」を堪能していただくようになりました。

少しずつ甚五右ヱ門芋が認知され始めたので、せっかくなら真室川町をもっと知ってもらいたい!と思い、その後は、町の方々による様々なワークショップを取り入れました。藁細工・蜜蝋キャンドル作り・草木染め・料理教室・トレッキングに生態観察などなど。それに合わせて、地域の皆さんが大事に作りあげた作物や美味しい食べ物・手仕事の数々を販売する、小さな「森市」もスタートしました。

それから芋祭を始めて9回。
私の「やってみたい!」の一言から始まった芋祭は、たくさんの方々の協力のおかげで今日まで開催し続けてこれました。これもひとえに関わってくださった地域の皆さん、友人の皆さん、学生の皆さんのおかげです。多大なるお力添えに本当に感謝しております。
しかし、様々な環境の変化に伴い、地域の高齢化も進み、このままの形で芋祭を楽しんでいただくのは厳しいという判断から、一度お休みにしようという決断をいたしました。

こちらの勝手な決断により、毎年芋祭を楽しみにして頂いている方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、数年後にはもしかしたら再び新しい形で再開するかもしれません。どうか今しばらくお休みをください。そしていつか再び再開する際には、また心機一転新たな気持ちで臨みたいと思います。

これまでご来場頂いた皆さんをはじめ、たくさんの数え切れないスタッフの皆様には大変お世話になりました。
今後ともなにとぞ変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。